しろねこの日常

自分のためのアウトプット

映画『マティアス&マキシム』

 

先日 マティアス&マキシムを観てきました。

 

 

たしか予告みて気になるな〜と思っていたものの、いつ公開かとかは覚えておらず(おい)

仕事終わりに映画でも観るか!となってこの映画を思い出して観ることにした次第です。

 

かなりかーるい気持ちで観に行きましたが、持ち帰ったものは消化不良と消化不良です()

 

友情なの?愛情なの?どっちなの?!キュンキュン♡みたいなのを期待すると えらい目に遭います。

 

 

 

 

 

ここから先はネタバレも含みますので、お気をつけください

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幼なじみで親友の2人がひょんな事からキスすることになり、お互いを意識し始めるという大まかなストーリー。

 

まずそのお互いを意識するきっかけのキスシーンをしっかり映さないところが何とも憎らしい!

そしてお互いを求めて再びキスするシーン。

あえて他の人たちの様子を挟むことで、日常のなかであんなに劇的なことが起こっていることが際立ち、とてもドラマチックでした。

 

マットが湖で泳ぎまくるシーン。

婚約者がいるし、まさか自分は同性も好きになれるなんて思ってもみなかったんだろうな。

だから混乱してそんなはずはないと葛藤して… でもあのシーンが1番マットが感情を爆発させていたような。

私はあんまり人を好きになった経験がないけど、どうなんだろう。逆にどんな人でも好きになる可能性はあると思って生きているけどね。

実際にそういう状況にならないとなかなか自分でも分からないですね。

 

 

またマックス(マキシム)がマット(マティアス)のことをどう思っているかや、マックスのオーストラリア行きはどうなったか等 描かれていないところが多いのもこの映画の特徴。

 

観終わって あれはどうなの?どうなったの?と自問自答しましたね。

 

私はあのキスの前からマックスはマットへの気持ちに気がついていたと思っています。

だから高校のときにキスしたことをちゃんと覚えていた (ひょっとしたらマットも覚えていたけど照れ隠しではぐらかしたのかも)

マットへの気持ちをちゃんと分かっていながらマットとは友人として付き合っていこうとしていたんじゃないかなぁ。

ほんとに私の個人的見解ですけど、愛情の深さはマット<マックスと感じたんですよね。

マックスはマットの不器用なところ、だめなところも含めて好いているように思える。

ただマットは… そう感じるのはほぼマットが葛藤しているところしか観ていないからなんでしょうけど(笑)

 

そしてあの後マックスはオーストラリアには行かなかったんじゃないかなと思いました。

マットはマックスへの気持ちに気づいてなかったときでも、根底では「マックスを行かせたくない」と思っていて父の推薦状を渡せずにいた。

そのことに気がついてマックスは行くのをやめようとしている、と思ったんだけど皆さんはどうでしょう?

 

言葉にうるさいわりに、自分のことを言葉で伝えることが苦手なマット。

マックスがマットの想いに気づくのが、ラブレターとかじゃなくてよかったと思いました。

しかも大人のマットではなく、子供の頃のマットが描いた絵というがさらにいい。

ちいさい頃から2人はちゃんとつながっていたんだと感じられたから。

 

きっとマットとマックスは幼なじみの2人で仲良くしていたところに、他の友だちも一緒につるむようになったんでしょうね。

大人数のグループのなかに、特段仲良しの2人組がいるってよくあるよね。

 

 

全然まとまっていませんが(笑)、感じたことをつらつら書きました。

印象的なカメラワークや感情が動くときに流れる音楽、本当に素敵でした。

一方で自分を見失って何事にも身が入らなかったり、暴走してしまうマットはかなり痛々しくて 見ていられなかったですね。

 

観終わった後にみなさんのレポを読んで知ったのですが、この映画にはオマージュが沢山散りばめられていたそうな。

私の知識不足でぜんっぜん分かりませんでした!くやしい!

 

余白のある作品って、鑑賞した後にみなさんの感想やレポを読むまでが面白いよね。ぜひこの映画を観たら感想をシェアして欲しいです!

 

ではっ